-
puppeteer本体の動作定義も、ユーザ様が作った独自ストラテジ(以降、Puppet(傀儡)と呼称)の動作定義も一つのファイルで行います。
-
Puppetは次のように「pythoファイル」と「jsonファイル」の2つから構成されます。
この2つのファイルを一つのフォルダに格納し、そのフォルダを「puppets」フォルダの下に配置します。
- puppets/
- sample/
- sample.py
- sample.json
-
説明
- sample.py : 独自ロジックを書くpythonファイルです。
- sample.json : puppeteer本体の動作と、独自ロジックの動作を定義するJSONファイルです。
-
独自ロジック(pythonファイル)
- 多くの場合、次の雛形を拡張して開発します。
Puppetには一つの「Puppetクラス」と、そのクラスに固有の「runメソッド」を持ちます。
- 多くの場合、次の雛形を拡張して開発します。
# -*- coding: utf-8 -*-
# ==========================================
# サンプル・ストラテジ
# ==========================================
import datetime
from puppeteer import Puppeteer
# ==========================================
# Puppet(傀儡) クラス
# ==========================================
class Puppet:
# ==========================================================
# 初期化
# param:
# puppeteer: Puppeteerオブジェクト
# ==========================================================
def __init__(self, Puppeteer):
self._exchange = Puppeteer._exchange
self._logger = Puppeteer._logger
self._config = Puppeteer._config
# ==========================================================
# 売買実行
# param:
# ticker: Tick情報
# orderbook: 板情報
# position: ポジション情報
# balance: 資産情報
# candle: ローソク足
# ==========================================================
def run(self, ticker, orderbook, position, balance, candle):
"""
self._logger.debug('last={}'.format(ticker['last']))
self._logger.debug('bid={}, ask={}'.format(orderbook['bids'][0][0], orderbook['asks'][0][0]))
self._logger.debug('position={}, avgPrice={}'.format(position[0]['currentQty'], position[0]['avgEntryPrice']))
self._logger.debug('balance[walletBalance]={}'.format(balance['info'][0]['walletBalance'] * 0.00000001))
"""
-
Puppetのrunメソッドの中に、独自ロジックを実装していくことになります。
Puppetはクラス生成時に、引数としてPuppeteer本体オブジェクトが渡されます。
そのオブジェクトから以下のものが渡されます。(今後拡張されます)- 取引所オブジェクト(ccxt.bitmex)
- ロガーオブジェクト
- コンフィギュレーション情報
-
動作定義ファイル(JSONファイル)
- このファイルも多くの場合、sample.jsonをベースにして拡張されます。
{
"//" : "===============================================",
"//" : " システムで利用",
"//" : "===============================================",
"//" : "取引所のapiKey, secretを設定します",
"APIKEY" : "YOUR_APIKEY",
"SECRET" : "YOUR_SECRET",
"//" : "bitmex取引所で対応する通貨ペア等を記述",
"SYMBOL" : "BTC/USD",
"INFO_SYMBOL" : "XBTUSD",
"COIN_BASE" : "BTC",
"COIN_QUOTE" : "USD",
"//" : "bitmex取引所の価格の最小幅(0.5ドル)",
"PRICE_UNIT" : 0.5,
"//" : "TestNetを使うか?(使う: true, 使わない: false)",
"USE_TESTNET" : true,
"//" : "ticker, orderbook, position, balance, candle のどれを利用するかを指定する。Falseを指定した場合はそのデータは取得しない",
"USE" : {
"TICKER" : true,
"ORDERBOOK" : true,
"POSITION" : true,
"BALANCE" : true,
"CANDLE" : true
},
"//" : "ローソク足の収集定義。",
"CANDLE" : {
"//" : "ローソク足の足幅を設定する。設定値= 1m, 5m, 1h, 1d",
"TIMEFRAME" : "1m",
"//" : "データ取得開始時刻(UNIXTIME:1ミリ秒)、使用しない場合 もしくは自動の場合は null(None) を指定",
"SINCE" : null,
"//" : "取得件数(未指定:100、MAX:500)",
"LIMIT" : null,
"//" : "True(New->Old)、False(Old->New) 未指定時はFlase",
"REVERSE" : false,
"//" : "True(最新の未確定足を含む)、False(含まない) 未指定はTrue",
"PARTIAL" : false
},
"//" : "板情報の収集定義。",
"ORDERBOOK" : {
"//" : "取得件数(未指定:25、MAX:取引所による?)",
"LIMIT" : null
},
"//" : "マルチタイムフレームのローソク足を使用するかどうかを指定",
"//" : "設定値: 1m, 3m, 5m, 10m, 15m, 30m, 1h, 2h, 3h, 4h, 6h, 12h, 1d",
"MULTI_TIMEFRAME_CANDLE_SPAN_LIST" : [],
"//" : "websocketを使用するかどうかを指定",
"USE_WEBSOCKET" : false,
"//" : "ログレベルを指定。('CRITICAL', 'ERROR', 'WARNING', 'INFO', 'DEBUG')",
"LOG_LEVEL" : "INFO",
"//" : "インターバル(botの実行周期)を秒で設定",
"INTERVAL" :30,
"//" : "discord通知用URL",
"DISCORD_WEBHOOK_URL" : "",
"//" : "資産状況通知をするか",
"USE_SEND_BALANCE" : false,
"//" : "===============================================",
"//" : " ユーザで自由に定義",
"//" : "===============================================",
"//" : "売買するサイズ(←例えばの例です)",
"LOT_SIZE" :50
}
-
定義情報
-
APIKEY : 取引所のapiKeyを設定します。
-
SECRET : 取引所のsecretを設定します。
-
SYMBOL : 変更しないでください。
-
INFO_SYMBOL : 変更しないでください。
-
COIN_BASE : 変更しないでください。
-
COIN_QUOTE : 変更しないでください。
-
PRICE_UNIT : 変更しないでください。
-
USE_TESTNET : TestNetを使用するときはtrueを、使用しないときはfalseを設定します。
-
USE : 各種のデータを取得するかどうかを指定します。
取得できるデータは、TICKER, ORDERBOOK, POSITION, BALANCE, CANDLE の5つです。 -
CANDLE : ローソク足情報を取得する設定です。
TIMEFRAMEの設定は 1m, 5m, 1h, 1dの4つです。 -
ORDERBOOK : 板情報を取得する設定です。
-
MULTI_TIMEFRAME_CANDLE_SPAN_LIST : マルチタイムフレームのローソク足を使用するかどうかを指定。
設定値: 1m, 3m, 5m, 10m, 15m, 30m, 1h, 2h, 3h, 4h, 6h, 12h, 1d -
USE_WEBSOCKET : websocketを使用するかどうかを設定します。
-
LOG_LEVEL : 'CRITICAL', 'ERROR', 'WARNING', 'INFO', 'DEBUG'
-
INTERVAL : botの実行周期を秒で設定します。
-
DISCORD_WEBHOOK_URL : discord通知を使用するときに、discordのwebhook urlを設定します。
-
USE_SEND_BALANCE : 資産状況を通知するかどうかを設定します。(通知先はdiscord)
資産に変化があった時に資産状況を通知します。通知の間隔は60秒毎です。
-